自分のペースを保って走る
マスツーリングでは、初心者ならば、まずは日帰り程度の距離の企画に参加すると良いでしょう。
最初から泊まりなどの距離の長いツーリングに参加すると、疲れることもあり無理をしてしまうかもしれません。
自分で疲れない程度の距離のツーリングに参加しましょう。
参加して走るときは、自分のペースを保つようにします。
前のバイクについていこうと頑張らずに、自分がバイクを制御し怖くないと思うスピードで走ります。
初心者であれば、遅れて走ると他のライダーに迷惑がかかると思うかもしれませんが、無理をして転倒したり、事故にあっては大変です。
隊列を組んで走っていると、周囲のペースに流されることもありますが、スピードが出すぎて、バイクを制御できなくなることもあるので、自分のペースを守ることを第一に考えます。
周りのペースに合わせることを考えると、いつの間にかスピードを出そうとばかり考え、思わぬところでスリップしたり、バイクが暴れたりして、転ぶこともあります。
疲れたら、リーダーに伝えて、コンビニなどに移動し、早めに休憩を取るようにしましょう。
千鳥走行
マスツーリングでも、基本は千鳥走行をします。
これは1車線にバイクが2列で並び、互い違いになり交互になって走っていきます。
自分から見ると、右か左斜めにバイクがいる状態で走ります。
先頭はリーダーが走り、一番後方はサブリーダーが走るのが普通です。
初心者であれば、リーダーに申し出て、先頭付近で走るようにしましょう。
そうすれば、多少遅れて走ったとしても、後方がスピードを合わせてくれて、隊列が崩れるようなことがありません。
リーダーはルートを確認しながら走り、サブリーダーは一番後ろから、隊列が崩れないか不調が出た人がいないか見ながら走ります。
天候の変化に素早く対応する
ツーリングすると、長い距離を走ることになるので、天候の変化には早めに対応するようにします。
雨雲が見えたり、雨が急に降ってきたときは、早めにレインウェアを着用し、寒ければ上下ウェアを着ましょう。
もちろんそのときは、一度どこか安全な場所に駐車することになります。
特に雨が降ってきたと思ったら、一気に大雨になることもあります。
そのような場合は、走っている場所にもよりますが、一度どこかで休憩を取る、または状況によってはツーリングを中止して帰ることになります。
やはりライダーの安全を一番に考えるべきであり、天候が悪い中で、無理してまで走るべきではありません。
スマートフォンなどの、天気予報アプリなどがあれば、それを使って天気をチェックしながら走っても良いでしょう。
もしも高速道路を走って雨が降ってきたならば、近くのパーキングエリアに移動することになります。