【道の駅】おおとう桜街道の特徴
福岡県田川郡大任町(おおとうまち)にある【道の駅】おおとう桜街道は、西日本でも最大級の規模を誇る道の駅として知られています。
福岡県の北東部に位置する大任町は周囲を丘陵地帯に囲まれており、街のメインストリートには1,500本の桜が植えられた桜並木が広がっています。
かつては炭鉱の道として栄えましたが、炭鉱の衰退とともに観光の中心地から外れていきます。
そこで、町おこしを兼ねて設置されたのが【道の駅】おおとう桜街道です。
敷地内には温泉施設がある他、有名な「一億円トイレ」もあり、年間を通して観光客が訪れています。
一億円トイレというのは、建設するために一億円の費用を要したからで、館内には大きな陶製の絵画が2点展示されています。
それぞれに桜と紅葉がモチーフとして描かれており、立体的な表現に圧倒されます。
それだけではなく、一億円トイレの通路の奥にはガラス張りの窓を背景にして、透明な自動ピアノが美しいメロディが奏でられています。
トイレの中も全面ガラス張りで、美しい日本庭園を鑑賞できるなど、一億円の名に恥じないトイレと言えるでしょう。
【道の駅】おおとう桜街道の魅力
おおとう桜街道には、毎日届く新鮮な海産物や農産物が販売されている直売所「もみじ館物産館」があります。
物産直売所の営業時間は9:00〜18:30で、併設された食事処ではカレー、ハンバーガー、うどん、そば、たこ焼きなどを食べることができます。
パン工房なども入っているので、焼き立てのおいしいパンが食べられるのももみじ館のメリットです。
また、もみじ館には広々として気持ちのいいオープンテラスもあり、清々しい雰囲気の中で食事をとることができます。
温泉施設であるさくら館には、大浴場や露天風呂の他にサウナ、薬石浴(嵐の湯)などの施設が揃っています。
薬石浴は、九州ではかつては医療機関でしか扱っていなかった貴重なもので、健康増進効果が期待できます。
四季の移り変わりを堪能できる露天風呂の他に、直経約3ミクロンの気泡によって白濁したお湯が楽しめるシルキー湯なども人気です。
大浴場・露天風呂の入浴料は大人が650円、小学生が500円で、薬石浴のほうの入浴料は大人が1,200円、小学生が1,000円となっています。
さらに、屋外には「こども広場」もあり、こどもたちは電動遊具やコンビネーション遊具で遊ぶことができるようになっています。
ツーリングの途中でリラックスしたいという人は、単なる道の駅というよりも観光スポットとなっているおおとう桜街道に、ぜひ一度行ってみることをおすすめします。
アクセスは、九州自動車道小倉南ICから約23kmのルートが便利です。