複数でツーリングすること
マスツーリングは、一人でツーリングするのではなく、複数人でツーリングすることを言います。
二人や三人でなく、多くは10人規模でのツーリングになります。
同じ仲間と同じ道を走るので、同じ体験を共有し、まるでみんなでキャンプに行くような気分になります。
走りながらお互いにコミュニケーションを取って会話し、休憩所でバイクから降りて会話し、レストランや喫茶店で一緒に食事を楽しみます。
一人でのツーリングも悪くないですが、マスツーリングであれば、沢山の仲間との思い出ができます。
ツーリングに慣れていないような人でも、ベテランの人と一緒に走れば、迷子になる心配もなく安心です。
隊列を崩さない
マスツーリングの場合は、多くは車線の中で2列になり、交互になって隊列を組んで走ります。
先頭をリーダーが走り、一番後ろをサブリーダーが走るのが普通です。
リーダーはルートを先導し、サブリーダーは、隊列が崩れていないか、疲れている人や走行を乱している人がいないかチェックします。
ただマスツーリングでは、隊列を崩さず、一定間隔を開けて走るのが普通であり、隊列を乱すようなことをしてはいけません。
隊列を乱すことは、仲間にも、そして他の車にも迷惑となってしまいます。
しかし。マスツーリングでは、走ると気分が良いので、バイクの扱いが乱暴になったり、走行に慣れていない場合などで、立ちゴケしたり、スリップして転ぶこともあります。
そのようなときは、他のライダーは安全な場所に移動して、あなたが復帰するのを待ってくれます。
普通はマスツーリングでは、排気量の同じぐらいのバイクでツーリングするのは普通であり、ハーレーダビッドソンだったり、ハヤブサだったりします。
大型バイクがメインのマスツーリングに、小型バイクや原付などでの参加ももちろん出来ないというわけではないですが、他の人の迷惑を考えると、遠慮した方がいいでしょう。
どうしても参加したいというならば、目的地などに別行動で向かって、そこで合流して楽しめば良いです。
コミュニケーション手段
マスツーリング中のコミュニケーション手段としては、インカムやトランシーバーを使うのが普通です。
バイクの隣に行っても、声を出してもバイクの音とヘルメットでほとんど聞こえないので、何か他の手段を普通は使います。
トランシーバーも一般的ですが、最近はヘルメット用のスピーカーも販売されているので、インカムなどを使うことも多いです。
インカムだと双方向通信になるので、トランシーバーと違い、複数人が一度に会話することが出来ます。
インカムであれば、Bluetoothを使うと、10mや100m離れていても会話することができ、わざわざ手で操作しなくても会話できて便利です。