ガス欠の原因とは?
ツーリング中に起こりやすいトラブルの一つに、ガス欠があります。
自分はガス欠なんて初歩的なミスは絶対にしないと思っていても、ガス欠の原因は複数ありますし、思いがけない理由でツーリング中にガス欠にトラブルに見舞われることは少なくありません。
トラブルなくツーリングを楽しむためには、どんな原因でガス欠が起こるのかという点を理解した上でただしい対処法を知っておきたいものです。
ガス欠が起こる1つ目の原因は、予測ミスです。
電子燃料残量系が装備されているバイクなら残りあとどのぐらいかを数字で把握できますが、一般的にはトリップメーターを使って、だいたい後どのぐらい走れるな、という感覚を持ちながら走行します。
経験豊かなライダーなら、肌感覚で分かるという人もいるでしょう。
しかし、場所によってはガソリンスタンドがなかなか見つからなかったり、仲間とツーリングをしているとガソリンスタンドに寄る機会がなかったりしてガス欠になってしまうことがあります。
2つ目の原因は、ガソリンスタンドが見つからないというものです。
近年では、山間部を中心にガソリンスタンドが減少傾向にあります。
そのため、ツーリングをしていてもなかなかスタンドにたどり着けなかったり、たどり着いても営業時間外だったりして給油のタイミングを逃してしまうことが少なくありません。
知っておきたい対処法
ガス欠は、起こらないように最善の注意を払うことが理想です。
しかし万が一ガス欠が起こってしまったら、どんな対処をすれば良いのか知っていることによって冷静に判断して行動できるでしょう。
ガス欠が起こった場合、最も大切なことは落ち着いて冷静になり安全な場所へ退避するという点です。
特に高速道路を走行中のガス欠などは、パニックにならずに路肩に退避したり、可能なら高速道路を降りて一般道に入ってから退避するなど安全確保が大切です。
次にチェックしたいのは、リザーブタンクも含めて走行不能なガス欠かどうかという点です。
もしもリザーブタンクに若干のガソリンが残っているなら、ガソリンスタンドの位置を確認した上でスタンドを目指しましょう。
バイクを押していける距離なら、一般道なら押していくという選択肢もアリです。
徒歩圏内にスタンドがなく、仲間もいない場合にはロードサービスを利用しましょう。
任意保険でカバーされているサービスなら、無料もしくは格安料金でソバのスタンドや工場までレッカーしてくれます。
もしも仲間とのツーリング中のガス欠なら、仲間から少しだけガソリンを分けてもらうという方法もあります。
その場合でも、走行可能な分だけを分けてもらいガソリンスタンドへ直行することをおすすめします。