車に自分の存在を知ってもらうこと
バイクに乗っていると、車とあわや接触しそうになることもあります。
相手が見えていると思って横を通り過ぎようとしたとき、車からバイクが死角になっていて見えずぶつかるということもあるのです。
車に自分の存在を気がついてもらえるかどうか、これはバイクに乗っているライダーにとって非常に大きな問題となります。
基本的にバイクは、車のドアミラーの死角に入りやすいということを理解すべきです。
車のルームミラー、ドアミラーに写り込めるバイクの走り方も知っておきましょう。
ドアミラーの死角に入る位置
ドアミラーの死角については、車の本体、側面から後ろに向けて斜めに伸びているので、その位置に入るとバイクが見えないことになります。
ミラーの1/3に車体が斜めに映ることで左右を確認しやすくなっていますが、助手席と後部座席の間くらいしか見ることができない作りなのです。
ドアミラーは角度があるので時計を例にして言えば、4時から上、8時から上方向はミラーに写っていない状態となります。
ドアミラーに映る角度としては4時から6時と6時から8時の間くらいと考えるべきです。
こうして考えてみるとドアミラーで見えている部分というのはかなり少ないのです。
Aピラーという座席の柱が太い傾向がある最近の車は、ピラーとミラーの死角が大きくなるのでより一層バイクが死角に入りやすくなります。
ミラーをほぼ見ないで運転しているという人も少なくないため、バイクに乗っている人は車に自分の存在を知らせる運転をすることが必要です。
まず車間を十分にとって走ること、これは鉄則となります。
助手席と後部座席の間くらいの位置にくっつけばほぼ見えない状態です。
後方に行くほど裾が広がるような形になっているミラーを考えてみると、車間距離を取ることによってミラーへの映り込みが十分となることがわかります。
ルームミラーに映るためには
車の後方を映すための車内ミラーがルームミラーで、後続車の確認を行うために設置されています。
車を運転している人は追い越しや車線変更をする時に、ルームミラーを確認することが多くなり、サイドの確認には不向きです。
ドアミラーとは違いルームミラーは角度がついていないので車の真後ろ、サイドのほんの少しが見えるという状態なので、映り込みのタイミングはバイクが車線変更するために道路を横切る時くらいとなります。
ただし、車間が狭いと死角からいきなりバイクが出てくるように感じ、車を運転している人にとっては恐怖です。
車間距離をしっかりとることで、車線変更する時にルームミラー、サイドミラーにしっかりバイクの姿が見えることになり安心度の高い運転となります。
バイクのいるぞと車に認識させるためにも車間距離は重要なのです。